2008年09月20日

神に誓って


今日は西鉄ホールに映画を見に行きました。

そうです。

このまえアジアフォーカスで福岡観客賞を受賞したパキスタン映画。

10時20分からでしたが、10分遅刻して(笑)しまいましたが。
とってもシリアスな映画でした。

どんなにひどい目にあっても憎しみからは何も生まれない。映画の後半にかけてがみどころです。

神に誓って

IN the name of god

あらすじ パキスタン人の父親、英国人の母親を持つメリーは、英国人の恋人との結婚を前に、初めてパキスタンのラホールにやって来る。いとこのマンスールとサルマド兄弟は有名なミュージシャンだった。弟はイスラム教徒にコンサートを妨害されたことがきっかけで、イスラム原理主義者に接近していく。感化された彼は歌を捨て、タリバンとしてアフガニスタンとの国境の村で軍事訓練に参加する。

 メリーの父親は娘がイスラム教でない男と結婚する事を良く思っておらず、彼女をサルマドのもとに連れて行き、強引に結婚させる。彼女は彼の子を宿すが、こっそりイギリスの恋人に手紙を送った。その結果、イギリス大使館からパキスタン政府への圧力で、彼女は救出されるのだった。

 兄のマンスールは米国に音楽の勉強に行き、ジェイニーと知り合い結婚する。しかし9月11日のテロ後、テロリストと目され拘束される。妻の抗議もむなしく、拷問を受けた彼は精神に異常をきたしてしまう。

解説
 パキスタンではインド映画によく似た歌と踊りを交えた娯楽作品が多く製作されており、映画製作の中心地ラホールは、ハリウッドをもじってロリウッドで称されている。しかし本作はパキスタン映画では大変珍しい社会派のインディペンデント映画である。製作・監督・脚本のショエーブ・マンスールは作詞・作曲家であり、パキスタンのTV業界ではプロデューサー、ディレクターとして最も影響力のある人物と言われている。

 また本作は彼の初の劇映画監督作品で、社会派の作品ではるにもかかわらず、本国ではロングランし、英国や米国でも公開された。マンスール役のシャーンはパキスタン映画界の人気スター。ヒロインのメリー役のイーマーン・アリはパキスタンのトップモデルで、本作で映画界にデビュー。

 9.11のテロ以後のイスラム教徒がアメリカでどのように見られたのか。パキスタンもおける原理主義者とリベレルなイスラム教徒との確執、そしてイスラム教徒と他宗教との結婚の問題など、本作では多くのテーマが語られている。我々にとってイスラム教を理解する上で貴重な作品である。






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Posted by うり at 20:16│Comments(0)DVD・映画
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