2007年03月23日
リクナビに面白い記事みっけ☆
さっきメールで来たリクナビに面白い記事を見つけました!それは添乗員についてのコラム。
コピペですが御覧下さいませ~
添乗員として10年以上のキャリアを持ち、業界の酸いも甘いも知り尽くした。その仕事内容について聞くと、ツアーに出る前から仕事は始まっているという。
「行ったことのない国や場所に行くことになったら、まずはその土地について勉強しなくちゃいけないんですよ。その土地で生まれた人や発明された物、現地の気候や食生活などなど、とにかくいろんな知識を頭に詰め込んで、お客様に聞かれたことに対して極力、答えられるように準備をしておくんです。中南米やアフリカ、中欧など、まったく知らない国なんかだと大変ですよ。では、国内ツアーなら楽かというと、これもまた大変。日本人だけに、その土地に詳しい方もたくさんいらっしゃるので、より深く勉強しなきゃいけないですから。ツアーの前は本当に、勉強の虫です(笑)」
準備を万端にしてツアーに出ると、添乗員=ツアーコンダクター。読んで字の如く「旅の指揮者」であり、ツアーのエスコート役となる。
「海外のツアーでは、ガイドは現地のスタッフに任せます。というのも、いくら添乗員といえども就労ビザがなければガイドしてはいけないから。ローマなんかだと、少しでもガイド的な仕事をしていたらすぐに警官が飛んできます(笑)。ですから、案内より何より、まずはお客様を安心させることが第一。ホテルのチェックインの手配や部屋の安全の確認、現地での電車やバスの切符の手配などなど、スムーズに進めていくことで安心してもらい、その上で旅を楽しんでもらうんです」
長時間のフライトで腰痛を発症したり、トイレを我慢しすぎて膀胱炎になったり…。健康管理は非常に大事ですね
旅先でアクシデントはつきもの。その場で臨機応変に対応する
「海外に行くなら語学力は必須。英語はもちろん、その土地の言葉を少しでも喋れるようにしておきます」
というのは応用編。その前に、基本的な資質として問われることがあるそう。
「旅行好きな人が添乗員をしていると思われがちですが、実はそういう人はすぐに辞めていってしまうことが多いんですよ。なぜなら、添乗員は現地では仕事に追われていて、純粋に旅を楽しめないから。では、どんな人が仕事を続けられるかというと、それは人間が好きな人。お客様が何を求めているのかを察知し、それに対して満足させてあげたいと思う気持ちを持っていないと務まりません。そうすることでツアーの雰囲気も良くなりますので、旅を楽しむのではなく、その空気感を、添乗員は楽しむんですよ」
話を「能力」に戻そう。ひとたびツアーに出れば、そこでの責任はすべて添乗員が負うことになる。そのため、現地での振る舞いには細心の注意を要する。
「現地の案内をしたり安心感を与えたりというのは当たり前の仕事として、それ以外にも旅先ではさまざまなことが起こります。例えば、病気になったお客さまがいれば病院で診察を受けさせてあげたり、強盗に襲われてケガをしたお客様がいれば警察や救急車を手配したり。もちろんそれらは添乗員の責任ではないんですけど、そこで責任を負っているのは添乗員ですから。その人たちの命を預かっているという責任感を持ち、緊急事態に対していかに臨機応変に対応できるかが問われるんです」
仕事を通じて壮大な夢も実現させられる
高給取りとは言えない。さらに仕事内容も多岐にわたる。好条件とは言い難い面もあるが、それを補って余りあるやりがいを感じているという。
「たくさんの人や物に出会えることが喜びにつながっています。例えばね、普段は絶対にお知り合いになれないような人が普通にツアーに参加されるんですよ。そこで旅を楽しんでもらい、私のことも気に入ってもらい、『今度、自宅に遊びにいらっしゃい』なんて誘ってもらったこともあるんです。仕事以外でも楽しく、そして刺激的な時間を過ごさせて頂けるのも、この仕事ならではですね」
仕事に対してもお客さまに対しても誠心誠意、心を込めたサービスをすることで、お客様の満足・安心につなげていくんです
そんな人と人とのつながりを大事にしていくことで、たくさんの夢を叶えてきたそう。
「私はスペインが、そしてフラメンコが好きなんですけど、プライベートでたまたまお知り合いになれた以前から大好きな有名人の方に、私の情熱的なスペイン話とフラメンコ話が通じて、ご一緒にスペインを回るツアーに行く事ができたんです。そのツアーでは緊張しっぱなしでしたけど(笑)、そうやって、自分のお金ではできないことを仕事を通じて実現させられるのは、この仕事ならではですよね」
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
正直なところ、添乗員になるつもりはなかったんです(笑)。高校の先生に言われるままに専門学校に入り、専門学校の推薦で旅行会社に就職し…。そこでも最初は添乗員ではなく、旅行の企画や手配を担当しましたし。で、異動を命じられて早10年(笑)。もともと「人が好き」という気持ちがあったから、これまで続けてこられたんでしょうね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
私は会社のホームページでコラムを書いているんですけど、それが書籍の編集者の方の目にとまって、本を書くことになったんです。人と人とのつながりが広がると同時に、自分の仕事の幅が広がっていくのが嬉しいですね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
社交的。頭の回転が速い。はったりが言える。気が強い。海外はもとより、国内においても、添乗員がはっきりとした態度を取らなければ、ツアー自体がなあなあの雰囲気になってしまうんですよね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
「いろんな観光名所に行けて、美味しいものが食べられて…」というのは幻想です(笑)。体力的にも精神的にもしんどい局面がたくさんあるので、相応の覚悟を持って臨んでくださいね。